【ニュース】食に大航海時代の歴史が息づく マカオ編〈2〉
2012年 03月 28日
【記事:朝日新聞, 2012.03.19】
東洋と西洋が交差した街。マカオはしばしば、そう表現されます。
けれども実際に街を歩いてみると、観光客の約8割が中国圏からということもあって、目につく人は中国系ばかり。歴史遺産地区や古い街並みなど、観光素材にはポルトガルの面影が保存されているとはいえ、かつての栄華の上に、現在のパワフルな中国をてんこ盛りにしたみたい。
そんななか、大航海時代のポルトガルの息づかいをリアリティを持って伝えてくれたのが料理でした。
大陸をまたぐミックス料理
訪れたのは、マカオ半島・西湾湖畔にあるマカオ料理店「美心亨利 HENRI’S」です。湖越しにマカオ・タワーを望む絶好のロケーション。カフェのようにカジュアルで日常的な店内は、ジーンズにスニーカーの若者や観光客で満席でした。
看板メニューは「カレークラブ」と「アフリカンチキン」とのこと。ビールを飲みながら、わいわい食べている周囲のお皿をのぞくと、どれもいいにおい。私もさっそくマネージャーのレイモンドさんに「どんな料理ですか」と、何気なく尋ねてみると。
「それは大航海時代にさかのぼります」。
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